企画書・提案書

企画書と提案書の違いとは?企画書で欠かせない6W2H

ビジネスにおいて重要なツールの一つとして、企画書と提案書があります。
社内外へアイデアを正確に伝えたい時には、企画書・提案書という文書を作成して提示することが必要です。
ただ、企画書と提案書は似ているので、混同される方も少なくありません。
今回はこの企画書と提案書の違いについて解説していきます。

企画書とは

企画書は、基本的に社内で使われる文書であり、企画やアイデアを明確に目に見える形でまとめた文書を指しています。
たとえば、新商品の開発や新規プロジェクトを扱う際に企画書を作成することが必要です。
新商品・新サービス、新規プロジェクトをほかの社内スタッフによりわかりやすく伝えるための手段として使われており、より具体性を持った実行計画をすぐにでも実行できるように、実務レベルまで細かく記載されていきます。
一つのプロジェクトについて具体化し表現された文書です。

提案書とは

一方の提案書は、取引先や顧客に対して商談などの場で使われる文書であり、取引先・顧客の抱える課題、問題点などを解決するためのアイデアを提案するものになります。
この提案書の中では、自社の商品・サービスの紹介に付随して、これを活用することで、相手先が抱える課題をいかに解決できるかもアピールしていく必要があります。
このほかにも、自社が社内で抱える課題を明確にして問題提起し、解決するためのアイデアを提案するための文書です。

企画書と提案書の違い

企画書は、新商品・サービスの開発、新規プロジェクトに対してどのように実行していくかを具体的な計画を立て、実務レベルにまでしっかりとまとめていくものになりますが、提案書は、顧客への問題提起、そしてそれをいかに解決できるかについてをまとめたものですから、まったく非なるものです。
企画書は、実行プランまでしっかり練っていくべきものであるに対して、提案書の場合は、具体的な実行プランをまとめられている必要はなく、あくまで単なる実行に移すまでのアイデアを提示するためにまとめられている文書になります。
企画書と提案書の流れとしては、基本は提案書を先に作成し提示してから、企画書が作成されていきます。
提案書で問題解決の方向性を示してから、提案が通った後に社内で企画書を作成して具体的なプランを練ってまとめていくのです。

企画書は6W2Hを基本に作成するべし

企画書を作成するためには、6W2Hという物事に対する目的や要件、アイデアを明確に伝えるためのフレームワークが重要です。
これは、企画書のみならず、コミュニケーション、マーケティング戦略や社内でのプレゼンなど、さまざまなビジネスシーンで活用できる5W1Hをさらに発展させたフレームワークになります。
6W2Hは、5W1Hの「When(いつ)」「Where(どこで)」「Who(誰が)」「What(何を)」「Why(なぜ)」「How(どのように)」に加えて、「Whom(誰に)」と「How much(いくらで)」が必要になります。

1.Why

ここでは、企画の目的や課題を分析していきます。
どうしてこのプロジェクトを実施するのかなどといった要素です。

2.What

ここでは、顧客へどのような商品・サービスを提供していくのか、そして商品が顧客へ提供していく価値の分析を示します。
顧客に受け入れられるためにどんな価値を見出していくのかといったようなものです。

3.When

製品・サービスの提供の開始時期なタイミングなどにあたります。
このタイミングをしっかり設定することによって、プロジェクトや事業の計画が明確になっていきます。

4.Where

商品やサービスを顧客へ提供するための販売チャネル、いわゆる市場を決めます。

5.Whom

どのような顧客をターゲットとするか絞り込みます。
いわゆるペルソナの部分です。

6.Who

自社の誰が中心となり、どのような人材を使って企画を実行していくのかという部分です。
さらには、人員のスキルや経験値なども踏まえて適正に人選されているかも分析しておくことが必要です。

7.How

どのような方法で実施していくのかという部分です。
そのほかにも、独自性を持つことで競合他社との差別化を図るために、他社にないオリジナルのノウハウや手段についても見つけていかなければなりません。

8.How much

企画を実施していく中でどのくらいの資金が必要になるのかについて、明確に試算しておく必要があります。

まとめ

企画書と提案書の違いについて解説してまいりました。
提案書は大まかにアイデアを社内外に提示する者であるのに対し、企画書は企画・アイデアを実行するために必要なフローであることや人員、コストなどといった実行計画を詳しくまとめたものですので、実行プランが具体的に書かれているのか、そうでないかの違いがあります。