あなたは企画書を書く際に、どのような内容を盛り込んでいますか。
企画の目的とどんなことをやるか、得られる結果などで終わらせていませんか。
企画の説得力を増すためには、なぜその企画が必要となるのかを示すことが大切です。
そのためには、現状分析を行い、その分析内容や分析結果もわかりやすく書かなくてはなりません。
具体的な方法を見ていきましょう。

現状分析の必要性
企画を行うには、企画を行う必要性を感じてもらうことが欠かせません。
必要性を感じてもらうためには、現状の課題と、なぜその課題が生じたのか原因や背景を明らかにする必要があります。
その課題や問題、原因や背景を見て、すぐに対応が必要と感じられることやこのチャンスは逃さないほうが良いなどと感じてもらえば、企画への興味も湧いてくるからです。
課題や問題を発見する
企画を立てるうえでは、やりたいことなど企画のアイデアが先にありきではなく、解決すべき課題や問題を発見することが欠かせません。
こんな課題や問題があるから、この企画をやるべきなんだと説得力を高めるためです。
企業で企画を行うには多額の投資がなされることや多くの人材を投入することになりますので、きちんとした目的や解決できる課題などがないと、なかなか採用に至らないので、課題や問題の提起は大切です。
どうしてそうなったか調査する
解決すべき課題や問題を発見するだけでなく、なぜそこに至ってしまったのか、何が原因でそんな問題が生じているのか、原因や背景を調査しましょう。
課題や問題を解決するには、原因や背景がわからないと、適切な解決法が見い出せないからです。
たとえば、Aという商品の売れ行きが伸び悩んでいるという問題が発見されたとして、それを解決するためには、なぜ売れ行きが伸び悩んでいるのかを調査しないと適切な解決策が考えられません。
ターゲット層のニーズに合っていないのか、使いにくいのか、デザイン性が悪いのか、価格が高すぎるのか、競合他社の製品のほうが人気なのかなど、原因を探ることが重要です。
データを取る
問題や課題を発見したら、その原因や背景はなんなのかを考えてみます。
もっとも、自分の主観的な考えだけで分析をしてはいけません。
自分の推測したところが正しいのか、具体的に調査、分析をすることが必要です。
たとえば、先の例であれば、購入している層のデータを取ったり、インターネット上でアンケート調査などを実施し、商品に対する評価を調べたりなど、具体的な調査や分析を行いましょう。
単に自分の憶測だけでは説得力がありません。
「何でそう考えたの?」と問われても、説明できない分析では意味がありません。
説得力を持たせるには、調査したデータや分析したデータを示して、数字で結果を明確に出すことが必要です。
調査や分析こそ時間をかける
採用される企画を考えるうえでは、現状分析に時間をかけることもポイントです。
企画を考えることばかりに頭がいきがちですが、現状分析がしっかりなされていないと、企画を行う根拠や土台が形成されません。
現状分析や調査は、資料を集めたり、資料のデータを精査したり、アンケート内容を作成してアンケート調査会社に依頼したり、顧客リストを使ってアンケートの依頼をメルマガやサイトで募ったりと、手間も時間もかかります。
ですが、この手間と時間をかけることで、ぜひとも行いたい、行うべき採用される企画へと昇華します。
現状分析の内容と根拠を示す
企画書には現状分析した内容と根拠をわかりやすく説明しましょう。
今、どんな問題や課題があるのか、なぜそれが生じたのかの原因や背景を、分析結果にもとづきまとめます。
長々と論文のような文章で説明するのではなく、箇条書きなどでわかりやすくまとめましょう。
分析結果を視覚的に明確にする
データの分析やアンケート調査の結果などは、グラフや表などで視覚的にもわかりやすくまとめます。
文章で何%と示すより、円グラフで示したほうが、こんな割合なのかとインパクトが強くなるのです。
グラフや表の種類にもいろいろなスタイルがあります。
調査内容に応じて、最もわかりやすく、インパクトが示せるスタイルを選択することが大切です。
棒グラフや折れ線グラフ、円グラフ、対照表など、どんなスタイルで示すかでも、説得力に差が出るので、いろいろと試してみましょう。
白黒ではなく、ピンクや水色など色を付けたほうが、見た目もわかりやすくなります。
企画書は内容とともに、視覚的に訴えることでも説得力が増すので、図表やカラーも使いこなしましょう。
まとめ
企画の採用を目指すなら、なぜその企画が必要なのかの根拠を示す必要があります。
そのために現状分析を行うことは不可欠です。
現状分析を行った内容を自分の考えとグラフや表などのデータを用いてわかりやすく示すことで、説得力を高めましょう。