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大手有名企業の企画書事例から学ぶ企画書の書き方

コンペで企画を通したい、ほかの企業に負けたくない、大きなビジネスチャンスをつかみたいなど、プレゼンを成功させるために企画書の書き方に悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
いかに良い企画を考え出しても、書き方で伝わり方や印象が異なり、採用されない可能性もあります。
そこで、大手有名企業ではどのような企画書でプレゼンが行われているのか、事例をもとに書き方のポイントを押さえていきましょう。

メッセージ性の高い見る者を惹き付ける流れ

企画書作成の基本的な流れとして、タイトル→現状分析→ゴール→企画の概要やコンセプト→具体的な施策→企画を実施することで得られる成果やメリット→スケジュールや予算を書くようにすると、よく言われます。
押さえておきたい基本の流れですが、この流れでないとプレゼンとして成り立たない、採用されないと思い込んでいる方もいるかもしれません。
ですが、大手企業の企画書事例を見ると、基本構成や基本の流れから外れているケースも多いです。
もっとも、基本スタイルと大手企業の事例で共通している点もあります。
それは流れです。
基本スタイルは内容が受け入れやすく説得力が増す、基本的な流れを示したものです。
大手企業の事例の場合、課題や提案内容に合わせ、より説得力が増す流れを作り出すことやストーリー展開やメッセージ性を持たせて聞き手や読み手を惹き付ける工夫が施されています。

聞き手を惹き付ける流れの事例

具体的に大手企業の企画書事例を見ていきましょう。
課題は千葉銀行のアプリを顧客に知ってもらうためのアイデアで、企画書を作成したのは博報堂プロダクツの社員です。

・表紙
企画のタイトルを赤い背景に白文字で強調しています。
表紙はシンプルな構成ながらも、目立つ色を使うのがポイントです。

・ゴール
最初のページに、いきなり目指すべきゴールを提示しました。
イメージを深めるイラストを掲載するのもポイントです。

・状況分析
アプリをダウンロードしてもらうにはどうすれば良いか、その状況を提言します。
具体的な状況については、出し惜しみします。

・ワンクッションで注意を惹き付け
次のページは「それは」の一言だけです。
企画書で、たった一言だけのページを作るのは勇気がいるのではないでしょうか。
テレビ番組などで視聴者を惹き付けるために、よく利用される手法を企画書のプレゼンにも使っています。
こういうやり方もありなのだと勉強になります。

・状況を2枚に分けて
惹き付けるだけ惹き付けたうえ、その状況も2枚に分けているのも驚きです。
たった一言ずつですが、どんな状況かが頭によくインプットされる工夫と言えるでしょう。

・具体的な施策は2ページで詳しく
具体的な施策は2ページを使って、細かく解説しています。
これまでの流れが、物足りないくらいシンプルだっただけに、かえって集中力が高まることを狙っているのかもしれません。

・狙い
施策を行い、さらに狙えるところをプラスアルファで提案します。

・アクションを促すメッセージ
企画書の最後はスケジュールや予算などサブ的な要素や最終目標を掲げて締めることも多いですが、単に目標を掲げるのではなく、営業でいうところのクロージングメッセージのようなスタイルで締めています。
これにより、企画の内容を考えてみようという方向につなげることが可能です。

大手企業の企画書のポイント

大手企業の企画書はストーリー展開やメッセージ性のある流れになっているのに加え、以下のポイントもあります。

カラーをつける

仕事だし、あまりカラフルにしても、色のセンスを問われそうと、白黒で作成している方も多いのではないでしょうか。
せいぜい赤文字を入れて強調するくらいかと思いますが、大手企業の企画書ではカラーを多用し、文字の色さえ黒ではありません。

イラストや画像を入れる

よくあるパワーポイントのプレゼン資料は、まっさらなページに少量の文字を配置するだけです。
大手企業の企画書ではイラストや画像が多く掲載されています。
素材の問題はあると思いますが、フリー画像を活用すること、自社商品や許可を得た提案先企業の商品画像などは積極的に活用しましょう。

データやグラフは意外に少ない

企画の客観性を増すことや説得力を高めるためにデータを示すこと、グラフでわかりやすく示すとよく言われます。
ですが、大手企業の企画書では、データやグラフは必ずしも登場しませんでした。
もちろん、課題や企画内容にもよりますが、アイデアや施策がしっかりしていれば、必ずしも根拠付けはいらないということです。

まとめ

大手企業の企画書の特徴として、タイトル部分も含めて全体的にメッセージ性が高く、見る者を惹き付ける流れになっています。
白黒の企画書は少なく、カラーを入れて目立たせるのが基本です。
文字だけではなく、イラストや画像でインパクトを与えることやイメージしやすくしています。
最後はこの企画を採用することで得られるメリットを強調するクロージングメッセージで締め、企画採用に向けた一押しがあるのも特徴です。