企画書が通らない、提案を受け入れてもらえない、また他社に契約を取られてしまったなどと悩んでいませんか。
企画書・提案書の強調するポイントと強調するべき場所を押さえ、これでいこうと選ばれる企画、提案をしていきましょう。

企画書で強調するポイントと強調するべき場所
企画とは、ある目的や目標を達成するための施策を行うことやある課題を解決して目標を達成するための施策を考え、行っていくことです。
企画を実行に移すには、費用と人員が必要になります。
企画を通して予算や人材を獲得するためには、それにGOサインを与える上層部や企画会議などのメンバーに「その手があったか。」と思わせることや「それはやってみる価値がある」と思わせることが大切です。
自分がやりたいことを一方的に主張するのではなく、こんな課題を解決するため、この施策を行えば、こんな理想が実現するという成果も見せないとGOサインは出ません。
そのため、企画書で強調すべきポイントは、なんのための企画なのか、その目的や課題を明確にすること、企画を実施することでどんな成果が出せるのか、その具体的内容や成果を数値化した目標、そして、それを実現するための企画内容である具体的な施策です。
さらに、施策を誰が行い、どのようなスケジュールで実施するのか、いくらかかるのかも強調するべき場所です。
つまり、ポイントをまとめると以下の通りです。
・企画の目的や課題
・企画を行うことで出せる成果や目標値
・具体的な施策
・施策を行う人材
・施策を行うスケジュール
・費用(予算)
提案書で強調するポイントや強調するべき場所
提案書も企画書とほぼ同様ですが、少し違う点もあります。
企画は何もない段階から始まることもあり、自分で課題やテーマを見つけ出すことや与えられたテーマや課題をもとに考えていきます。
提案の場合、クライアントなど明確なターゲットがいて、相談されることや問い合わせなどをもらうことからのスタートが多いです。
相手が抱えている課題を分析する点からスタートするか、もしくは現状を分析して課題を明確化することからスタートします。
そのため、提案書では以下が強調するポイントや強調するべき場所となります。
・現状分析
・課題
・達成したい目標または理想
・達成するための施策(提案内容)
・誰がどう施策を行うか
・目標達成までのスケジュール
・費用(予算)
強調するポイントや強調すべき場所を事例で確認
たとえば、弁当店から現在、毎月平均15万円発生している食品ロスを減らしたいとの相談を受けた事例で見ていきます。
単に食品ロスのみ減らしたいなら、15万円分の弁当を作るのをストップすればコストは抑えられます。
ですが、食品ロスを減らす分、売上も高めるのが本音のニーズです。
そこで、提案書には以下のように記載します。
・現状分析
毎日売れ残る弁当に傾向がある。
閉店前セールはその日の状況次第でスタッフの裁量による。
売上は月250万円で食品ロスは15万円生じている。
・課題
売れ残る弁当の種類を明確化していない。
閉店前セールを裁量に任せている。
・達成したい目標または理想
食品ロスを月5万円に減らす。
売上は月260万円にアップさせる。
・達成するための施策(提案内容)
POSデータの活用により売れ行きや人気を曜日や時間帯で分析する。
売れ行きデータにもとづいて制作を行い、売れない弁当の量は減らす。
閉店前セールは閉店2時間前から○円引きで実施する。
・誰がどう施策を行うか
データ分析:弊社担当者と店長
弁当の制作指示:店長・副店長
閉店前セールの実施:その日のリーダーの指示でスタッフが行う。
・施策の実施で得られるメリットや成果
食品ロスを減らすことができる。
現在問題化している食品ロスの削減に貢献することで、社会的信頼アップにつながる。
メディアなどで取り組みが評価され集客アップやファンを増やせる。
ファンを増やすことで食品ロス分を買ってくれる人が増える。
集客アップにより売上が増やせる。
・目標達成までのスケジュール
3ヶ月間
・費用(予算)
データ分析費用
値引セールのPOP
シール制作費用
弁当の種類調整による仕入れや制作費用
まとめ
企画書の強調するポイントと強調するべき場所は、企画の目的や課題・企画を行うことで出せる成果や目標値・具体的な施策・施策を行う人材・施策を行うスケジュール・費用(予算)です。
提案書の場合は、現状分析・課題・達成したい目標または理想・達成するための施策(提案内容)・誰がどう施策を行うか・目標達成までのスケジュール・費用(予算)です。
自己主張やアピールではなく、予算を出す人、GOサインを出す人、提案を受ける人が納得して施策を行いたいと思う内容を強調することがポイントになります。