企画そのものは優れたものであっても、企画書の内容が不十分であれば相手に企画の魅力は伝わりません。
これまで何度も企画書を提出したにもかかわらず採用されないという場合は、企画自体ではなく、企画書の書き方に問題があるのかもしれません。
そこで、ここでは企画書を書く時のポイントをテンプレート形式で紹介していきます。

そもそも企画書とは何か
企画書を書くうえでまず重要なことは、「企画書とは何なのか」ということをしっかりと理解することです。
企画書は新規プロジェクトや新商品の開発などについて、自分の考えた企画を意思決定者である上司やクライアントに理解してもらうための書類・資料となります。
そのためには、企画の内容だけに触れるのではなく、「実際にどのような手順や方法で企画を進行するのか」、そして「どのくらいの期間や予算が必要なのか」といったことまで具体的に記載することが必要です。
企画書を書く時の構成のテンプレート
ではさっそく、企画書を書く時の構成のテンプレートを紹介していきます。
書き方がわからない場合はこちらのテンプレートに当てはめてみてください。
1.タイトル(表紙)
企画書を作成する場合、最初にタイトルを付けます。
タイトル付けで重要なポイントは、できるだけ簡潔な言葉でありながらも企画全体を適切に伝えることです。
この時、インパクトのあるキャッチーな表現を使って相手の興味を惹き、企画書の続きが読みたくなるような気持ちにさせることも、とても大切なことです。
これだけでも企画の通りやすさは変わってきます。
2.目次
企画書の枚数が多い時は必要な項目がすぐに見つかるように目次を付けるようにします。
目次があることで全体の構成が理解しやすくなり、読み手が内容を理解しやすくなるという効果も期待できます。
3.企画の目的とそこに至るまでの背景
なぜこのような企画を思いついたのか、そしてその理由にどのような背景があるのかということを説明します。
簡潔に言えば、企画のゴールはどこで、その根拠がどこにあるのかということです。
ここで重要なポイントは現状の分析です。
たとえば、企画の目的が「売上を2倍にすること」であれば、「現在の売上低迷の原因がどこにあるのか」「自社の強み・弱みはどこにあるのか」といったことについて分析を行い、この企画を実行することでどのように目的を達成するのかをわかりやすくストーリー仕立てで説明するようにします。
4.企画の具体的な内容
企画の詳しい内容を説明します。
以下の3つのポイントを伝えることを心がけるようにしましょう。
コンセプトは何か
扱う商品やサービスのどの部分を前面に押し出していくかを決めます。
たとえば、食料品であれば「味」なのか「価格」なのか、それとも「美容効果」なのか、どのイメージを中心に訴求していくのかを明確に定義します。
どのような層をターゲットにするのか
次に企画のターゲット層をどこに置くのかを明確にしましょう。
年齢や性別、地域など、できるだけ限定的な範囲でターゲットの絞り込みを行うことによって、より効果的なアピールができますし、コストを抑えることにもつながります。
どのような手法でターゲットにアプローチするのか
ターゲットが異なればアプローチの方法も変わってきます。
10代の若い女性をターゲットにするならTikTokなどのSNSを使うのが効果的ですし、テレビをよく見るシニア世代であればテレビCMが効果的でしょう。
具体的に自社の商品やサービスをどのようにアピールするのか、その手法を説明するようにします。
5.スケジュールの管理
企画をどのようなスケジュールで進めていくのかについても忘れずに記載しましょう。
特に季節性のあるイベントや商品の場合は、スケジュールの遅れが売上を大きく左右することになるので、トラブルなどの可能性も含めたうえで余裕を持ったスケジュール管理が必要です。
また、企画の規模によっては、ほかの部署や企業と一緒に作業を進めていくこともあるでしょう。
このような場合、連携がうまく取れないと遅れにつながってしまうので、連絡方法や調整方法についても言及しておくようにします。
6.予算と収支計画
企画の結果、売上が大幅に増えたとしても、売上を大きく上回るようなコストがかかってしまうのでは意味がありません。
会社としては当然ながら最小のコストで最大の効果を求めるわけですから、企画を実行するにあたってどれだけのコストが必要であり、それによってどのくらいの利益が回収できるのかということについて具体的な記載が求められます。
7.参考資料などの明記
企画書を作成するにあたって、コストや効果などの算出のために参考とした書籍やデータなどがあれば、参考資料として記載します。
参考資料を明記することで読み手が企画書の数字がどのくらい信用できるかの裏付けになりますし、企画書の信頼性アップにもつながります。
まとめ
企画書は自分の企画の内容をアピールするだけのものではありません。
企画を実行するための具体的な手法や予算、スケジュールなどを実務レベルまで落とし込んで、読み手を納得させることが何よりも重要になります。
ここで紹介したテンプレートをもとにして読み手が魅力的だと感じる企画書を作成することが、企画採用への近道です。